【作品情報】
原作高河ゆん
監督草川啓造
シリーズ構成
吉村清子
キャラクターデザイン
井出直美
アニメーション制作ディオメディア
話数全13話(未放送1話含)
放送年2014年春(2014年4月~2014年6月)
キャスト東兎角 - 諏訪彩花
一ノ瀬晴 - 金元寿子
犬飼伊介 - 浅倉杏美
走り鳰 - 南條愛乃
番場真昼/真夜 - 大坪由佳
寒河江春紀 - 内村史子
生田目千足 - 三澤紗千香
桐ヶ谷柩 - 内田愛美
剣持しえな - 山田悠希
武智乙哉 - 沼倉愛美
首藤涼 - 安済知佳
神長香子 - 佳村はるか
英純恋子 - 荒川美穂
カイバ先生 - 杉田智和
溝呂木辺 - 櫻井孝宏
百合目一 - 榊原良子
製作「悪魔のリドル」製作委員会
MBS 



【PV】




【あらすじ】
ミョウジョウ学園に存在する、特別な時期にしか開講されないクラス・10年黒組。
そこに、1人の女子高生を暗殺するべく12人の女子高生が刺客として集められた。
10年黒組へ編入した一人の暗殺者東兎角は、暗殺対象と伺える一人の女子高生・一ノ瀬晴に心を惹かれ、
暗殺者として編入してきたのにも関わらず守護者として彼女を守り、暗殺者11人と対峙する決意を固める。
一人一人の暗殺者と対峙していく毎に”一ノ瀬晴”に自分にない”何か”に心を惹かれていった。
そして、その過程の中で”東兎角”の過去や”一ノ瀬晴”の一族についても触れられていく…。



【レビュー】(未視聴の方向け)
原作は未読。
たまたま録画していただけで、そんなに期待していなかったが、
1話見て面白かったので、続けて視聴することに。

一人のターゲット以外、暗殺者という非日常な状況で、
あの手この手でターゲットを殺そうとする一方、
ルームメート同士の、少し百合的な要素が加味されている。
まさに「サイコレズ」。

なお、公式のツイッターにて、
視聴者からの質問に、スタッフの方々が答えているので、
各話視聴後に閲覧することを勧める。

1話から、3話までの、まとめはこちらから
4話から、12話までの、まとめはこちらから

続きは視聴した感想になります(ネタバレを含みます)。

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【感想】(ネタバレ含む)

[各話リスト]
第一問  世界は□□に満ちている
第二問  胸の中にいるのは?
第三問  赤いのに赤くないのは?
第四問  突然やってきて、帰ることのないものは?
第五問  籠の鳥を外に出すには?
第六問  綺麗な花には□□がある
第七問  永遠に追いこせないものは?
第八問  嘘つきの門番はどちら?
第九問  胸の中にいるのは?(追試)
第十問  女王はだれ?
第十一問 「祝(ことほぎ)」と「呪(のろい)」の見分け方
第十二問 故に、世界は□□に満ちている
第十三問 勝者はだれ?(抜き打ちテスト)

キャラクター/声優]
「サイコレズ」作品ゆえに、公式にカプができている。

ピクシブを見ると、
伊介様と春紀のカプが多く見受けられる。
この2人の直接の絡みは少ないが、
通じるものがあるのかもしれない。

13話含めてだけど、
千足と柩がイチャイチャしまくってて、
もうおなかいっぱいッス!

それにしても、しえなちゃんが不憫すぎる。
結局彼女は活躍もせずに退場してしまった…。
実は乙哉に命を狙われていた?ようだし…。

好きなキャラって言われると、あんまりいないような……。

[作画/音楽
作画は全体的に綺麗。
崩れもそんなに感じなかった。

OPの『創傷イノセンス』は、内田真礼さんが歌唱。
この作品にあったロックチューンで、
ライブでやったら盛り上がると思う。

EDはキャラクターが歌っており、
13話全てED映像が違う
よく凝ったつくりだと思う。
キャラソン集が発売されている。




[印象に残っている、共感できるシーン、セリフ]
第3話において、
シリアルキラーの乙哉が、
晴ちゃんを痛みつけながら「濡れちゃう…」というシーン。
美しい女の子を殺すことでしか快感を得られないらしい。

第11話で、英さんのお茶会において、
黒組の人形たちがガタガタ動きながらお茶をぎこちなく飲むシーン。
最近見た中で深夜に見てトラウマになりそうなシーンだった。

[作品を通して、心に残ったこと、自身の中に得たもの]
カイバ先生が言っていた
与えられた選択肢の中に正解はなく、自分自身で見つけ出す
という言葉は非常に共感する。

学生のときは、テストの問題に「選択肢がある」ことが
すごくありがたかったが、
大人になると、この「選択肢」という存在は、
時に邪魔になることもある。

与えられているものの中でしか考えないから、
新しい考えが広がらない。

選択肢が用意されているということは、
答えが最初から用意されているということであり、
答えがない」ということがありえないともいえる。

ゆえに、選択肢がない問題というのは、
答えそのものを問うているのではなく、
自分の考えはどうなのかを問うている可能性もある。

そういった選択肢のない漠然とした問題を考える方が、
哲学をかじっていた自分にとってはとっつきやすかったりする。

というわけで、
最初は頭のおかしい先生だと思ったが、
兎角にもっと考えろ、足掻いて自分の力で答えを見つけろと
言っているのだと思う。
結局は兎角の成長を見守っているいい先生なのかもしれない。

ちなみに私は
世界は愛に満ちている」と
結論付ける。

12話最後の兎角と晴ちゃんが一緒に歩くシーン見ていたら、
きっと兎角はそうカイバ先生にメールを返信したんだと
思わずにはいられない。

結局誰かが死ぬってことはほとんどなかったし。
ちょっと生ぬるい感じは確かにしたけど。