ささみさん@がんばらない 1(通常版) [DVD]
阿澄佳奈
アニプレックス
2013-03-27




【作品情報】
原作日日日
監督新房昭之
シリーズ構成
脚本
高山カツヒコ
キャラクターデザイン
原田大基
アニメーション制作シャフト
話数全12話
放送年2013年冬(2013年1月~3月)
キャスト月読鎖々美 - 阿澄佳奈
月読神臣 - 大塚芳忠
邪神つるぎ - 斎藤千和
邪神かがみ - 花澤香菜
邪神たま - 野中藍
製作製作委員会@がんばらない、TBS



【あらすじ】
(Wikipedia等から)
引きこもりの「ささみさん」と奴隷体質の「お兄ちゃん」のささやかな生活に降りかかる、八百万の神々による怪奇現象。
そして、個性あふれる「邪神三姉妹」とのありえないラブコメ。
そんな日常系として描かれる非日常の物語。



【PV】




【レビュー】(未視聴の方向け)
これは大学4年生の時に、たまたまアニメで放映されていたのがきっかけで知り、
最近「アニメ放題」で全部見た作品です。

原作者の日日日(あきら)さんは、『狂乱家族日記』が代表作の作家さんで、
執筆スピードがとても速いことでも知られています。
この『狂乱家族日記』もたまたまカラオケでPVが配信されていたから知っているのであって、
詳しい内容も全くわかっていないので、別に作家さん目当てで見たわけではありません。
どちらかといえば、そのニート受けしそうなタイトル(特にタイトルに「@」が入っているところが好き)、
また、シャフトが制作しているというブランドイメージに惹かれました。

全12話、OPはZAQさんが歌っていますが、EDは鎖々美役の阿澄さんが担当。
ただし、EDではキャラクター同士のコントみたいなのが流れているので、完全版は最終話でしか流れません。
そういった意味でも、スタッフの「がんばらない」感じが出てて好きです。
(円盤では例のごとくシャフトの鬼修正が行われており、そういった意味でも「がんば」っていません←褒め言葉)

話の内容はシスコンのお兄ちゃんと、ブラコンのひきこもり妹のラブラブ話…かと思っていましたが、
ひきこもりになった理由や、神々の話やら、いろんな要素がぐちゃっと混ざり合いながら話が進んでいくので、
一回見ただけで話を理解するのは、難しいかもしれないと個人的には思いました。
特に話の展開が速いです。
テンポはいいし、シャフトの演出も好きだけれども、ちょっとついていけなくなりそうでした。
でも見返せば見返すほど、味が出る作品でもあると思います。

続きは視聴した感想になります(ネタバレを含みます)。

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【感想】(ネタバレ含む)

話の構成としては、原作4巻までのお話でまとめられており、

#1 バレンタイン
#2 ネトゲの話
#3 自分の過去
#4 ささみさんを盗撮する
#5 お友達づくり
#6-7 お母さんよみがえり
#8 立てこもり
#9-12 旅行とアラハバキ登場

という感じです。
話自体は前半の5話まではそれぞれが独立していますが、
後半の6話からは続きものという感じになっています。

話の中で一番好きなのは、5話の友達作り回ですね。
なんかいろいろズレているささみさんと、それに振り回されているかがみの振る舞いや言動が面白かったです。
なんだかんだ言って、仲良く過ごしていますよこの人たち。

だけど途中からお母さんがよみがえって暴れたり、かと思えばいきなりわけわかんないアラハバキとかいうオカルト結社が出てきたり。
話がとっ散らかってくると、原作読んでみないと理解できない…と感じてしまいます。

登場するキャラクターは、全員魅力的です。
特にお兄ちゃん
顔を隠しながら妹を世話するという、まあ器用なお方です。(顔を隠す理由も後半で語られています。)
最初、こんな甲斐甲斐しいお兄ちゃんがいるなんて、ささみさんなんて幸せなんだと思いました。
でも、宿命から逃げて手に入れた幸せな生活だったのです。
自分に与えられた宿命から逃れて「がんばらない」というささみさんの選択が、いい方に向かうことを祈るばかりです。

原作が11巻で完結しており、続編が作られる可能性は低そうですが、今後の進展にに期待です。