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【作品情報】
原作 えのきづ
監督 太田雅彦
シリーズ構成・脚本 あおやまたかし
キャラクターデザイン 大隈孝晴
アニメーション制作 AIC Classic
話数 全12話
放送年 2013年冬(2013年1月~2013年3月)
キャスト 金元寿子  福島潤  花澤香菜  下野紘  久保ユリカ
製作 翠ヶ丘高校ESP研・後援会 



【あらすじ】
(Wikipedia等から)
「マンガごっちゃ」に連載中のえのきづさんが原作の4コマ漫画『琴浦さん』がアニメ化。
琴浦春香は、一見普通の女子高生に見えるものの、人の心が読める能力を持つ。
しかしそのことをきっかけに、周りを疎外するようになっていった。
ところが転校してきた早々に出会った真鍋義久がきっかけとなり、徐々に心が解され、また彼に惹かれていくのだが…。
人の心が読める少女と彼女に惹かれる少年が織り成す学園ファンタジーラブコメ。 



【PV】




【レビュー】(未視聴の方向け)
『琴浦さん』を見るきっかけになったのは、サークルの後輩からの勧めです。

「人の心が読める」登場人物や、「学園ファンタジーラブコメ」というありきたりな触れ込みから、
私はほのぼのとした日常系のアニメを想像していました。
しかし、全12話を見終えると全く別の感想を持ちます。

確かに振り返ると日常パートもラブコメの要素もありました。
一方で、シリアスな部分もアニメの中で垣間見ることがありました。
「人の心が読める」ことによって起こりうる人間関係の亀裂とかが、すごくリアルに描かれていてよかったと思います。

演者さんについて。
イカ娘でおなじみの金元寿子さんや、ラブライブに出演されていたシカコこと久保ユリカさんの声がかわいいと思いました。
ESP研の部長・御舟百合子の声は、よく聴けば花澤さんだなってわかるんですけど、エンドロールを見るまでは気が付きませんでした。

OPの『そんなこと裏のまた裏話でしょ?』は中島愛さん、
EDの『希望の花』は千菅春香さんがそれぞれ歌唱しています。
特に『希望の花』はピアノのイントロが素敵な曲でした。
機会があれば路上ライブで披露してみたいです。



続きは視聴した感想になります(ネタバレを含みます)。
 
【感想】(ネタバレ含む)
もし人の心が読めたら?
相手が何を考え何を求めているのかがわかったとしたら?
人間同士変な軋轢を生まずに生活することができるのかもしれません。

しかし、人間には自分の見られたくない部分、他人に見せたくない心の部分というのを、
多かれ少なかれ持っています。

その心の部分が、自分のどんなに親しい人(家族とか親友とか)であっても、
知らず知らずのうちにバレてしまっていたら……?
想像してみると、そんなにいい気持ちはしません。

琴浦さんもそんな能力のせいで、友達やクラスメイト、さらには母親からも気持ち悪がられてしまいます。
子どもの頃は自分の能力をしっかりと自覚していなかったために、相手の気持ちを全部丸裸にしてしまうために、ほかの人間から距離をとられます。
最終的には、琴浦さんの家族はバラバラになってしまいました。
母親が琴浦さんから離れていく際にも、「あんたなんか産むんじゃなかった」とまで言われてしまいます。

――第1話の冒頭から、こんな感じで琴浦さんの生い立ちが描かれています。
いきなり重い。重すぎる。
そりゃあ人間不信にもなるし、レイプ目にもなるよね……。

でもそこで真鍋くんや、ESP研究会のメンバーが登場しました。
真鍋くんもESP研究会のメンバーも、彼女の能力についてマイナスのイメージでとらえませんでした。
まあ会長の百合子先輩は、琴浦さんの能力を利用して母親の名誉を回復させようとするし、
森谷さんは、真鍋くんと琴浦さんが仲良くなっていっているのが気に食わなかったために、嫌がらせしていましたが。

琴浦さんは周りの人間との接し方や、自分の能力についても、少しずつ前向きにとらえるようになっていきます。
自分以外の誰かに、自分自身のことを認めてもらいたいという欲求は、人間誰しも持っています。
琴浦さんのように特殊な能力やコンプレックスがあっても、
誰かに認めてもらうことで、誰かに声をかけてもらえることで、救われるのかもしれません。

琴浦さんの原作は2015年4月末に完結しました。
ハッピーエンドの結末になっていることを信じて、原作も読んでみようと思います。







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