――キレる17歳。

Wikipediaによると、「2000年およびその前後に相次いで発生した凶行を起こした、17歳前後(1982年から1985年生まれ)の少年を指した語。」

つまり自分より5歳ほど年上の少年を指している、マスコミが流行らせた言葉だ。

 「理由なき犯罪世代」とも呼ばれた。





この17歳前後の少年が引き起こした2000年の主な事件に「西鉄バスジャック事件」があげられる。

そのとき、小学生だった自分にとって、非常に印象の強い事件だ。

中学時代のいじめによって、家庭内暴力で家族を悩ませた少年によるこの犯行。

インターネットの掲示板・2ちゃんねるや、そこに残された犯行予告のハンドルネーム、ネオむぎ茶も、よく覚えている。

突入の際に利用されたスタングレネードも、このとき知った。



そのときのニュース映像だ。

 『ズームイン!!朝』は、学校行く前に毎朝見ていたから、たぶんこれも見ていると思う。

懐かしさの反面、悲しさもこみあげてくる。





現在、キレる17歳の世代は、「草食系男子」などと呼ばれ、「おとなしい」世代だと認識されている。

結局キレる17歳は、マスコミがワイドショーで面白おかしく取り上げるための、無責任な造語だったって話。